労働委員会歓送迎会2014年03月27日

 昨日の夜、大阪府労働委員会の歓送迎会があった。いつものように地下鉄の東梅田駅から谷町線に乗り込んだ。6年間、月6~7回は利用した路線である。もうしばらくは乗ることもないな~と、少しばかり感傷に耽りながら電車の揺れに身を任せた。谷町四丁目駅で下車し、会場のシティープラザ大阪に向かった。
 ゆとりをもって出た筈だが、会場に到着したのは開会5分前だった。既に会場にはほとんどの出席者の姿があった。開会を兼ねて新任の府労委会長の多少緊張気味の挨拶があった。続いて退任委員の挨拶である。公労使合わせて33名の委員の内、半数近くが退任した。労働者委員も11名中6名もの退任である。退任挨拶は公労使それぞれの代表1名ずつが指名された。公益委員代表で前会長が挨拶した後、労働者委員代表で登壇した。
 事前に打診されていたこともあり、あらかじめ内容を想定しておいた。前半と後半に分けて、前半は労働者委員として貴重な経験だった大阪市事件についての所感を述べ、後半は労働者委員をテーマにした自作の替え歌を披露できなかったことが唯一の心残りだと、ウケ狙いで次のように結んだ。「替え歌は、労働者委員としての悲哀と喜びを詩情豊かに切々と謳い上げた会心作です。河島英五の『酒と涙と男と女』の替え歌で、題して『調査と審問と和解と斡旋』です」。ちなみにこの替え歌のことはこのブログで2年前に記事にした。http://ahidaka.asablo.jp/blog/2012/06/12/6477191
 挨拶が終わり、知事名のありがたい?感謝状が退任者に贈られた後、懇親会に移った。6年間で54件もの事件を担当した。事件ごとに公労使の3人がチームを組んで審査や調整を行う。入れ替わりはあるものの立場の違いを超えて多くの委員との交流が生まれた。立食形式の懇親会はそうした方々との思い出を語り、想いを述べ合う場でもあった。1時間半の懇親会を終えて、しばらくは乗ることのない谷町線最寄り駅に向かった。