どっちもどっち2014年03月21日

 三連休である。毎日が連休の身には関係ないようなものだが、それでも世間の連休は我が家にも訪れる。昨晩遅くに仕事を終えた娘夫婦が滋賀からやってきた(結婚四年目ながら尚夫婦二人である)。もっともやってきたときにはオヤジはとっくに眠りに就いていたが。
 今朝、朝食を終えて久々に二組の夫婦が顔を揃えた。母親は早速、買い換えたばかりのカンタン携帯を娘夫婦に披露した。思いついたことはその場で口にするタイプである。「待ち受け画面を孫の写真にしたいけど無理やしなぁ~」。日頃、亭主には「あんまり娘に孫のこと言うたらアカンな!」と言ってるのに・・・。さりげなくキツイ一発をかましているかに見えるが、悪気はない。「また思いついたことをすぐ口にして・・・」とは連れ合い歴45年の亭主のフォローである。
 その後、亭主は最近購入したばかりのマルチ・オーディオ・システムを娘夫婦に披露した。ついでに娘の幼児期の父親とのおしゃべりテープを婿殿に聞かせた。舌足らずで無邪気な娘のおしゃべりが流れた。「この頃は可愛かったなぁ~。今と違って・・・」と思わず呟いた。但し、出かかった次の言葉は呑みこんだ。「孫の声の代わりに娘の子供時分の声を聞くしかない」。そこんとこが母親とは違う。とはいえ、どっちもどっちか。