民生委員・・セカンドライフの魅力的な役職(その4)2015年07月04日

 民生委員の任期は3年で、改選日の12月1日は全国共通である。次回改選は来年の12月1日で西宮市でも定数722名(うち42名は主任児童委員)が改選される。西宮市の21.6万世帯に対して民生委員定数は679名であり一人あたり平均約320世帯を担当していることになる。
 民生委員は民生委員協議会に所属する。西宮市では13地区協議会があり、地区協議会の下に2~5の校区協議会(計33校区協議会)が置かれている。民生委員や主任児童委員は基本的に地区協議会単位で設けられた民生委員推薦会で、協議会を構成する民生委員の担当地区ごとに選任される。推薦母体はそれぞれの担当地区の自治会である。
 ところで民生委員の改選は、二つの事由に伴う欠員補充が課題となる。ひとつは既存の民生委員の個別の事情による辞任に伴うものであり、今ひとつは年齢制限に伴う退任者の補充である。民生委員の年齢制限は概ね75歳(主任児童委員は55歳)であるが、再任の日に制限年齢未満であれば再任可能である。
 以上が、西宮市の民生委員の一斉改選に伴う概要と手順である。次回改選で現状の5%程度の欠員と辞任・退任に伴う新たな欠員をどこまで補充できるかが課題である。来年春以降、一斉改選の準備が始まる。9月に初めて発行する市の民生委員会・児童委員会の広報紙「ともしび」の第2号は来年3月に発行予定である。地域住民向けのこの広報紙を活用して「民生委員の一斉改選」の特集記事が期待されている。編集者の一員として、「民生委員選任のお願い」的なスタンスでなく、「セカンドライフの魅力的な役職」をアピールできればと思う。今後の地域活動を担う二大勢力である「リタイヤおじさん」と「子育て卒業母さん」のセカンドライフの有力な選択肢なのだから。

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