先週の暴風雨と無残な爪跡2015年08月17日

 今朝のウォーキングで住宅街のいつもと違うコースを選択した。民生委員の担当地区である町内の外周道路を歩いていた時だ。道路際の丘陵地の灌木林の一角で異常な光景が目にとまった。
 松の大木が真ん中で無残になぎ倒されていた。白々とした剥き出しの樹の内側が晒されていた。折れ曲がった樹の上部がすぐ下の民家に向かって垂れている。
 このまま放置していて良いものか逡巡していた時、偶然にも民家の玄関ドアが開いた。新聞を取り込んだご主人に思わず声を掛けた。「民生委員の○○ですが、あの松の大木はどうしてなぎ倒されてしまったんですか」。先週の暴風雨でなぎ倒されたこと、電線に木の枝が架かっていたので関西電力に連絡をとったこと、関電とNTTとケーブルテレビで協議し、電線に架かった枝だけは切断処理してもらったこと、それ以上の対応は三社ともに困難と告げられたことなどの顛末を教えてもらった。
 一応の対応は実施されたようだ。今すぐはどうこうということはなさそうだが、折れた上部の幹とその先の枝が朽ちて民家の駐車場の屋根に落下する懸念はある。そんな会話を交わしながら、名前を名乗り何かあれば連絡下さいと告げて辞した。
 なぎ倒された松の大木の処分を巡っては複雑な事情が察せられた。被害が予想される民家と言えども、処分費用は別にしても勝手には処分できないだろう。松の所有権(ひいては丘陵地の所有権)の特定や行政上の所管部署等の判断がつきまとう。いずれにしろ住民の困り事の行政とのパイプ役という意味では、民生委員としては無関心ではおれない問題ではある。

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