その後の新名神工事の橋桁落下事故2016年05月06日

 早朝ウォーキングのいつものコースを歩いた。有馬川堤を北に進み隣町の道場町平田の田園を巡るコースである。
 途中、有馬川堤の名来橋を越えた辺りから新名神橋梁架橋工事の現場風景が望める。二週間前に橋桁落下の大事故があった現場である。有馬川の上を上下線二本の鉄骨の橋梁が横断している。平行して架かっている筈の橋桁の手前が左に大きく傾いている。左端が有馬川西側を走る国道176号線に落下している様子が窺える。
 さらに進んだところでズームにして撮った。有馬川の堤防の向こうに平田薬師堂の四角錐の屋根が見える。そのすぐ上に落下した橋桁の左端部分が薬師堂の屋根にかぶさるように重なって見える。奈良時代にまで遡る由緒のある薬師堂である。その屋根を現代建築の無残な失敗事例の鉄骨が被さって見える。その象徴的なコントラストに胸のざわつきを覚えた。

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