シャープ・ザウルス、お役ご免・・・2008年12月14日

 昨日の読売新聞夕刊にドッキリさせられる見出しの記事を見つけた。「シャープ『ザウルス』お役ご免」の文字が目に飛び込んだ。
 記事は、「シャープが1990年代に大ヒットした携帯情報端末(PDA)ザウルスの生産を停止していたことが13日、わかった。」と伝えている。「パソコン並みの機能を備えた携帯電話・スマートフォンの登場などで、役割を終えた。」と、その背景が解説され、「在庫がなくなり次第、販売も中止する。修理などのアフターサービスは続ける。」と今後の対応がフォローされている。
 ザウルスは私の永年の愛用機である。ネット社会の到来とともに携帯情報端末の市場が拡大した。その後、携帯電話の普及とともに携帯電話に情報端末機能が付加される機種が登場した。いやな予感がしていた。PDAの通信機能強化の進化が優位に立つか、携帯電話の情報端末機能強化が優勢を占めるかの競争は必死だった。そして今回の報道はその決着を告げるものだった。
 もちろん私のザウルスが使えなくなるわけではない。むしろ希少価値のあるPDAユーザーとしてトコトン使い倒す他はないとむきになった。