年末恒例の労組OB会2008年12月18日

 年末の忘年会シーズンである。今日は、現役時代に20年間を過ごした出身労組のOB会があった。大阪みなみの宗右衛門町の料理屋が会場である。昨年道に迷った反省もあり、会場に着いたのは定刻20分前だった。12時の定刻には、OB17名、現役7名の顔ぶれが集まった。例年になく淋しい参加者数だった。
 山海鍋としゃぶしゃぶのテーブルに分かれての懇親が始まる。青春時代の一時期の高揚した労組活動を分かち合った気のおけない仲間たちである。杯を重ね席を替えての懇親が続く。所用で遅れて駆けつけた現役委員長の挨拶を皮切りに、恒例のOBたちの近況報告が始まる。参加者たちは既にしたたかに痛飲している。とどまることのない会場のざわめきを前にしたスピーチである。衆目を集めるのは至難の業でもある。それでもそこは挫けることを知らない元労組幹部たちである。過酷な環境に向って、それぞれの「今」を精一杯、健気に語っている。
 2時過ぎには一旦お開きとなる。参加者全員による集合写真も恒例行事となった。最寄りの喫茶店の二次会の会場に席を移す。ほとんどのメンバーが顔を揃え、思い思いのグループで陣取る。屈託のない時に突っ込んだ会話が繰り広げられる。 
 リタイヤ後初めてのOB会だった。実社会との関わりが今後着実に薄れていく中で、こうした会への参加がますます貴重になっていくのだろう。ふとそんな感慨を覚えながら二次会を後にした。