公智神社前のさくらトンネルの景観が・・・!2014年12月13日

 厳寒の朝、有馬川堤を南に向かった。平成橋を西に折れて突き当りを北に向かうと旧国鉄有馬線の廃線跡(通称:電車道)に出る。この道を公智神社まで辿り西川沿いのさくらトンネルの小路に入った。
 そこで驚愕の風景を目にすることになった。小路と電車道の間の草木の茂った原野が、荒土の更地に変貌していた。ど真ん中にはその変貌の首謀者であるショベルカーがとぐろを巻いていた。周囲にはその餌食となって倒され寸断されたた古木の残骸が積み上げられている。小路の北の端に立っていた3本の八重桜は既に伐採され、工事車両搬入用の簡易舗装の斜面で覆われている。
 原野の所有者が新たな用途を決断したのだろう。工事内容を告知する看板は見当たらない。優雅なさくら並木の借景だった原野は、その風景に似つかわしくない人工の空間にいずれ生まれ変わるのだろう。敷地内に張り出したさくらの枝振りの運命も気がかりである。
 利用度の高い立地の敷地である。開発は時間の問題だったとは思う者の、その現実を目の当たりにすると寂寥感は拭えない。それにしても風情のあるさくら並木の景観がどのように変貌するのか懸念するばかりである。

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