我が家のお正月風景の変貌2021年01月01日

 コロナ禍真っ只中の2021年を迎えた。我が家のお正月風景が様々に変貌している。
 元旦の目覚めは4時過ぎの未明だった。メールやLineチェックをしたり朝刊に目を通した後、例年にない事務処理を行った。例年、賀状を出していた方の内、今年はPCメールやLine登録のある方にはそちらで新年のご挨拶をすることにした。その20数名の方に賀状のイラスト画像添付の新年ご挨拶メールを送信した。
 6時過ぎから早朝ウォーキングに出かけて7時前に帰宅した。例年なら花ちゃんをはじめ息子夫婦や娘夫婦のいる賑やかな我が家に今年は家内と二人だけである。家内が二人だけのおせちのお膳の準備やお雑煮の支度をしている。
 昨年はお取り寄せの三段重のおせちだったが、今年は家内が取りそろえたささやかなおせち料理だ。いつもならたっぷり残ったおせちを正月三日がかりで夫婦で片づけたものだ。今年はそんな苦労はないだろう。考えてみればこちらの方がはるかに合理的だ。来年三家族の正月になったとしても今回のおせちの量を増やすだけで充分だ。
 10時半ごろには恒例の夫婦二人の初詣でに出かけた。いつもは丸山山頂の稲荷神社奥社迄足を延ばすが、今年は家内の膝の調子が思わしくない。丸山山麓の本社から公智神社を巡り、お昼前にマクドナルドでお茶をして帰宅した。2時間ほどの9千歩ほどのウォーキングを久々に二人で過ごした。

初めてのオンライン年賀状の発信2021年01月02日

 おそらく人生最後となる筈の年賀状に、今年を限りとし以後の新年の挨拶状を控える旨追記して投函した。その上で、元旦早朝に、PCメールのアドレスやLine登録のある20数名の方に以下のコメントを付してイラスト画像添付の新年ご挨拶メールを送信した。
 「本年から賀状はイラスト画像添付メールでのご挨拶に代えさせて頂きます。コロナ禍でひたすら自粛の過酷な1年でした。そんな今年の賀状テーマは昨年3月の自叙伝出版です。孫娘の花ちゃんも自叙伝を手に祝ってくれました。コロナ禍でも安息をみつけて過ごしたいと思います。本年もよろしくお願いします。」

コンビニのインフラ機能の実力2021年01月03日

 受け取った年賀状をチェックして出していない10人の方の賀状が分かった。昨年、パソコンを買換えた際に年賀状ソフトの更新にてこずったため何人かの方のデータが漏れてしまっていたようだ。
 高齢の身となり今年が最後の年賀状としたいという告知を兼ねた年賀状である。10人の方にはお届けしなければならない。ところが年賀状の予備はない。郵便局は4日からしか開いていない。
 思いついて早朝散策のコース途中でいつも立ち寄るコンビニで年賀状があるか訊ねてみた。コロナ禍の巣ごもり生活で例年以上に年賀状の利用が多いという情報もある。「ありますよ」とのこと。ところが支払いの段になって年賀状だけは楽天ペイのキャッシュレスが使えないことが分かった。クレジットも駄目である。早朝散策では現金は持ち合わせていない。やむなくいったん帰宅してあらためて現金持参で購入した。それでもコンビニでのこのインフラ機能はありがたい。
 コンビニでは認知症地域ケアでもお世話になっている。深夜や明け方の徘徊者保護では24時間営業のコンビニは貴重である。認知症サポーター養成講座への参加呼びかけや認知症サポート便利帳地区版の立ち寄りスポット掲載でも協力してもらった。便利帳お披露目会にも出席してもらい分野別代表でスピーチをお願いした。
 他店では買えない魅力的なオリジナル商品もある。個人的には目下「しろもちたい焼き」というたい焼きに嵌っている。カスタードクリームを包んだもちもち感たっぷりの食感がたまらない。
 まさしくコンビニエンス(便利さ)の強みを年々強化しているインフラ機能の実力を思い知った。

北方健三著「武王の門 上・下」2021年01月04日

 北方健三著「武王の門 上・下」を再読した。「悪党の裔」「楠木正成上・下」を再読してあらためて北方太平記の魅力に惹かれている。
 本著は北方太平記の処女作である。多くのハードボイルドな推理小説を手がけていた作者が、南北朝という一般の読者には比較的馴染みの少ない時代を舞台にして書き上げた意欲的な歴史小説である。新しい素材とテーマをハードボイルド風にいきいきとリアリティ溢れるタッチで描かれている。
 物語は征西将軍宮(懐良親王)と菊池武光の二人を主人公として展開する。作者の多くの作品の底流をなす「男の生きざま、死にさま」がこの作品でも色濃く投影されている。
 日本史の多くの時代が朝廷と武家の緊張と葛藤で展開されている。その殆どが権威と武力という相入れないファクターのもたらす対立と抗争の歴史だった。
 本作品はその二つのファクターが補完し合って新たな政権を構想するという異例の物語のように思えた。懐良という後醍醐帝の皇子である権威と武光という稀代の武将の武力が支え合って九州を舞台に新たな世界の実現を夢見る。相反するファクターを結びつけるものは「夢」であり、そのための「志」である。
 北方太平記の処女作が新鮮でワクワクする感動をもたらした。

NHK英雄たちの選択スペシャル 「古代人のこころを発掘せよ!!」2021年01月05日

 正月三日に放映されたNHKTVの「英雄たちの選択スペシャル ”古代人のこころを発掘せよ!!”を観た。「英雄たちの選択」は好きな番組のひとつである。今回は2時間の大型スペシャル番組で縄文・弥生・古墳、3つの時代を最新の発掘や研究成果から“古代人のこころ”を解き明かそうというNHKならではの壮大なものだった。
 それぞれの時代の特性を、縄文時代の個性的でミステリアスな「土偶」、弥生時代の奴国のテクノポリスともいうべき須久岡本遺跡、古墳時代のカラフルな幾何学模様で埋め尽くされた福岡の「装飾古墳」等を通して解説してくれる。
 古代のロマンあふれる謎解きを説得力のある映像と出演者たちのd専門分野ごとの解説で満喫させてもらえた。

新型コロナの指定感染症2類の引き下げ2021年01月06日

 昨年2月に新型コロナは指定感染症2類相当以上と閣議決定された。このことが我が国のコロナ感染対策の基本的な枠組みを決定づけた。その弊害が今や様々な形で顕在化している。端的な事例として現状の医療逼迫や保健所のパンク寸前のオーバーワークが指摘されている。そして昨年12月には全国保健所長会が厚労大臣宛てに2類相当以上の指定を緩めるよう「緊急提言」を送る事態となった。
 愛読している尼崎の町医者・長尾和弘医師のブログでも昨年春頃の早い段階で新型コロナの指定感染症2類相当の5類への引き下げを訴えておられた。昨日のブログでは「名ばかり行政感染症」というタイトルであらためてその主張をわかりやすく整理して投稿されたので紹介したい。
http://blog.drnagao.com/2021/01/post-7440.html

5年目を迎えた家事支援・有償ボランティアの課題2021年01月07日

 月一回のボランティアコーディネーター会議の日である。冒頭、市社協地区担当から次のようなコメントがあった。「先日、市社協としてこの地区の有償ボランティアについて聞取りを行った。今後全市でも有償ボランティアのニーズは高まると思われるが、現状では市内35の地区社協で実施しているのは2地区だけだ。その意味でこの地区での実施は貴重で市社協内でも評価は高い。発足5年目を迎えて一度きちんと振り返りを行い一層の充実をはかってほしい」。
 同感だった。地区社協会長の立場から私からも次のようにコメントした。「発足時の環境も5年を経て変化している。5年間の取組みを通して見えてきた問題点や課題もある。他地区の有償ボランティアでは家事支援サービスの依頼がうなぎ上りに増加していると聞く。当地区でも依頼件数は増えつつあるが絶対数はまだ少ない。潜在的なニーズを掘り起こしが必要だ」。
 その後の会議の中でこの件もテーマになった。「地域に有償ボランティアを紹介する上でも定期的に説明会を開催してはどうか」「そのためふれあい喫茶等でポスター掲示や案内をするのもよい」「従来あまり意識しなかった地区社協の各事業部間の連携ももっと積極的にやるべき」等々、前向きで意欲的な意見が相次いだ。

マイナンバーカードを受け取った2021年01月08日

 半年ほど前にマイナンバーカードのオンライン申請をしていた。マイナンバーカードについては個人情報漏洩リスクや国民背番号制のイメージもあって抵抗があり取得を見送っていた。ところが一つにはコロナ蔓延という事態となり多面的なオンライン化が欠かせなくなったこと、今一つには顔写真付き身分証明の役割を持った運転免許証が後期高齢者になり返上せざるを得なくなる懸念があることから取得に踏み切った。家内のお友だち情報での5千円分のマイナポイント取得の強い要請も無視できないという事情もあった。
 オンライン申請の交付申請通知書が12月半ばの忘れた頃に届いた。早速、西宮市のHPから最寄りの支所でカード受け取りの日時予約を行ったところ、正月明けの昨日の10時の受け取りとなった。
 家内と二人で支所に出向き二人一緒に30分ばかり説明を受けながら手続きを行った。今年3月からカードが健康保険証としても利用できること、コンビニで住民票等の証明書が受け取れること(役所が閉まっている時でも取得できる)等のメリットもあらためて聞かされた。その後すぐ近くで開設されているマイナポイント申請手続き窓口でマイナポイントの申請もし取得した。

久々の花ちゃん来訪2021年01月09日

 花ちゃんの母ちゃんが実家最寄りのクリニックで乳癌検診の予約をしている。久々に花ちゃん一家が母ちゃんの実家に里帰りすることになった。
 3時前に大津に迎えに行っていた家内が娘と花ちゃんを連れて帰宅した。家内と娘は花ちゃんを置いてそのまま買物に出かけた。
 じいちゃんの孫娘とふたりだけの留守番が始まった。花ちゃんは色んなゲームをして成長ぶりを披露してくれた。「あやとり」では2段はしごから6段はしご迄、箒、流れ星などいっぱい披露してくれた。「15並べ」にも挑戦した。途中でじいちゃんが手伝ったが、そこそこのできばえである。母ちゃんが小さい頃に遊んだ「ドンジャラ」にも興味を見せた。
 思いついて我が家の味「ゆかりのオカキ」を焼いてみた。口にした花ちゃんはすぐに「もっと欲しい」とおねだりする。「オカキ美味しい」と言いながら次々と口にする。我が家の自慢の味が孫娘にも伝わった。

記録的寒波と相次ぐ水道トラブル2021年01月10日

 昨日は朝から記録的な大寒波に見舞われた。家内が朝起きてキッチン周りの蛇口からお湯を出そうとしたら一向にお湯が出てこない。何とかしてとせっつかれる。コールセンターに問い合わせるが「ただいま大変込み合っています。後ほどお掛け下さい」のメッセージが流れるばかりだった。
 大阪ガスのエネファームに替えたばかりである。花ちゃん一家も来訪中である。最悪の場合のお風呂に入れない事態を懸念した。工事担当者に直接電話した。すぐに繋がって「寒波襲来で朝から同じ問い合わせが殺到している。時間は約束できないが午後に訪問してとりあえずの対処をしたい」とのこと。3時頃に炊事をしていた家内が「お湯が出だした」と告げた。外気温の上昇で配管の凍結が解消したようだ。ただお風呂のお湯張りは叶わない。4時頃に工事担任者が来訪し一緒にキッチンとお風呂の給湯を確認すると正常に稼働していた。一件落着。
 5時半頃にご近所さんから電話があった。「住宅街の入り口近くのお宅の配管から大量の水道水が溢れっぱなしになっている。水道局に電話したが場所の特定を求められて答えられずにそのままになっている。どうしたらよいか」とのこと。すぐに現地に出向いたら住民宅の配管でなく、隣接の資材置き場の配管だった。水道局に連絡し、現地の住所番地を伝えて対応を依頼した。こうした場合は民生委員の肩書がものをいう。「寒波で同様のトラブル対応に追われており、すぐには無理だが担当者が出向いて対応する。結果は携帯に連絡する」とのこと。6時半ごろ水道局の担当者から連絡があり「とりあえず元栓の止水処理をした」とのこと。こちらも一件落着。
 記録的寒波で水道トラブルが相次いだ。