灘の新酒で愉しむミュージカルショー2014年03月02日

 昨日、市民ミュージカル劇団『希望』とその後援会主催のイベント「灘の新酒で愉しむミュージカルショー」のスタッフとして朝10時から夜10時までの丸一日を過ごした。昨年8月開催の「ビア・フェスタin山口」、12月開催の「ハロークリスマスin山口」に続く食事バイキング付ライブミュージックショーの第3弾である。今年8月末公演の「創作ミュージカル・有間皇子物語」の上演資金カンパイベントである。
 3回目の今回の有料入場者数は、前々回の93名、前回の91名には及ばなかったものの90名を数え、劇団によるこのスタイルの公演が山口の町に定着したことを窺わせた。
 いよいよ本番である。小雨模様ながら出足も順調だった。昼の部、夕方の部ともに48名の皆さんに入場頂き、満席状態だった。夕方の部のゲスト席には、北六甲台在住の元宝塚歌劇団の萬あきらさんや、地域情報誌「ともも」の武地代表など6名の方をお迎えした。
 公演が始まった。劇団員女性による司会も3回目とあって快調そのものである。観客の皆さんには、今回のテーマでもある灘の新酒を始めビール、ワイン、焼酎、ソフトドリンクなどの飲物や、劇団女性陣手作りの豊富なバイキング料理が提供され、しばし会食して頂いた。ちなみに今回の灘の新酒は、北山酒造さんから「島美人」を、木谷酒造さんから「宮っ子」を提供して頂いた。
 夕方の部では開演直後に、鏡割りと振舞い酒が行われた。有間皇子公演を成功させる会の太田顧問、髙井劇団代表、後援会副会長に加えて小学生と中学生の二人の女性劇団員が鏡割りの木槌を振った。
 第1部のショータイムが始まった。劇団JMA所属の3人の女優陣がドレス姿で登場した。昭和歌謡メドレーやミュージカル「じろはったん」「ヒボコ」の挿入曲など11曲がハイレベルな歌とダンスで演じられた。ショータイムの合間には今回も灘の新酒を始め様々なバザー商品が紹介され、多くの皆さんにお買い上げ頂いた。
 第2部のショータイムが始まった。袴姿の二人の男性劇団員が登場し黒田節の日舞を舞った。続いて華やかな着物姿の三人の女性劇団員が民謡「おてもやん」をひょうきんな振付で披露した。日舞のトリは彼らのお師匠さんお二人の見事な舞だった。藤間流師範の藤間豊宏さんと藤間豊冨久さんで宝塚歌劇団の日本舞踊の講師でもある。日舞の素養も知識もない素人だが、お二人の息の合った艶やかで華麗な舞に息を呑んで見つめていた。
 続いて山口雅楽の会の登場である。代表者は我が後援会の役員でもある。夕方の部では若い女性二人も入った6人のメンバーで笙(しょう)、篳篥(ひちりき)、竜笛(りゅうてき)、琵琶で、越天楽と黒田節の雅楽を演奏してもらった。7年来の友人でもある代表の軽妙なトークの解説に新たな一面を垣間見た。
 第2部のトリは劇団『希望』の団員たちによる有間皇子物語のハイライトシーンの披露である。「山口の里」「うわさ」「対立」の3曲を揃いの古代衣装を身にまとって歌って踊った。週1回の練習に加えて地域のイベント等で何度も出演し披露し場数を踏んできた曲目でもある。観るたびに表情が豊かになり踊りに切れが出て息も合ってきている。最後に後援会代表による観客へのお礼の挨拶で閉演した。
 後片付けを済ませて団員と出演者、後援会役員の約30名で打上げを行った。冒頭、乾杯の挨拶を指名され「90名もの観客数がこの町でのこのイベントの定着を物語っている」「プロのミュージカルショー、日舞、雅楽演奏、劇団員の有間皇子ハイライトと、かってないバラエティーに富んだ企画が奏功した」「このイベントでの劇団員たちの役割分担と頑張り」等の素晴らしさを述べた。8月末の本番公演に向けた確かな手応えを実感させられたイベントが無事終了した。

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