市社協分区長会で思ったこと2017年02月14日

 市社協の分区長会に出席した。2回目の出席でこの会議のアウトラインが見えてきた。
 ロの字型のテーブルの正面に市社協の幹部と主だったスタッフが、コの字部分に34名の分区長が着席する。議題は「報告・協議事項」「依頼事項」「その他(連絡・案内)」と続く。
 1時半から始まった会議は3時過ぎには議事が終了した。隣席の分区長の「いつもより早く終わった」という呟きを耳にしてとっさに進行役の理事長に「少しいいですか?」と声をかけた。今、分区で大きな問題になっている二つの点を問題提起しておきたいと思った。「社協と民生委員との関わり方」と「募金を巡る社協と自治会との確執」である。いずれも今後の社協運営の在り方に関わる問題と思っている。進行役の表情に戸惑いが浮かび「後の予定が・・・」と言いよどまれた。「分かりました。あらためます」と切り上げた。
 社会福祉法の改正等、社会福祉法人を巡る環境が激変している。各法人は目前の制度改正の対応に追われているかにみえる。激変する環境の背景や根幹についての洞察と対応は今後の検討に委ねられるのだろう。地域福祉の現場の変化に対応した抜本策が問われる。分区長会の議論が市社協サイドからの一方通行でなく現場の実態と想いが共有できる場であってほしいと願った。