南房総絶景の旅①鋸山大仏~原岡海岸幻想2017年05月17日

 南房総半島の秘境・絶景10景を巡るツアーに家内と二人で出かけた。早朝6時半にマイカーで自宅を出発。伊丹空港近くのワイエムパーキングに車を預けて空港出発ロビー前まで送られた。
 団体受付カウンターでチケットを受け取り各自で搭乗ゲートに向かう。8時半のJALで羽田空港に到着。添乗員の待つ所定の集合場所に総勢45名のツアー仲間が顔を揃えた。同年輩のご夫婦たちを中心に年配の男性四人組と女性グループといった顔ぶれだ。手配の観光バスに乗車し東京湾を横断する全長15kmのアクアラインで対岸の房総半島に向かう。 途中の海ほたるパーキングエリアで360度の展望を愉しんだ後、各自で昼食。フードコートであさりそば&あさりご飯セットを注文した。
 アクアライン千葉側のすぐ南にある最初の観光スポットの鋸山には12時45分頃に到着。ロープウェイに約4分乗車し山頂に。山頂には曹洞宗日本寺の10万坪に及ぶ広大な境内が広がる。山道を歩いて数分のところに地獄のぞきの奇勝が登場する。先端が突き出た絶壁から見下ろす眺めは迫力があり圧巻だった。東京湾を望む展望台からは運が良ければ富士山も見えた筈だが今回はNG。参道の途中を折れた先に磨崖仏の百尺観音があった。絶壁の岩肌に刻まれた10m余りもの巨大観音像である。観音像前からの見上げた地獄のぞきの光景にあらためて息を呑んだ。ロープウェイ山頂駅付近の駐車場に待機したバスで大仏広場に移動する。数分歩いた先に31m余りの日本最大の石像大仏が山肌を背にして忽然と現われた。百尺観音も大仏もその巨大な迫力に圧倒されたが、造られたのはいずれも昭和40年代であると知っていささか落胆した。
 鋸山を出発し房総半島の東京湾側を南下する。道の駅とみうらで小休止し、半島最南端近くのホテル・南房総富浦ロイヤルホテルにいったんチェックインする。2時間ばかり休息し、すぐ近くの原岡海岸に向かった。6時10分頃の海岸にはこのスポットの夕陽の絶景を待つ大勢の人の姿があった。6時半頃になってようやく雲間と水平線の間に沈みゆく夕陽が現われた。海に突き出た桟橋とのコントラストが息を呑むような幻想的な光景をつくり出している。
 ホテルに戻りそのまま夕食会場に向かった。用意された和風バイキングは地元食材を中心に品数が多く新鮮で味わい深いものだった。夕食後は露天風呂付きの大浴場でゆっくり手足をのばし旅の疲れをいやした。大きな応接セットのある贅沢な部屋でツアー初日の早目の眠りを迎えた。

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