ローカリズムと「ふるさと発見」2009年06月19日

 ある方から山口町中野の旧国鉄有馬線の橋脚跡の保存問題のその後の動向を知らせてもらった。地元のボランティア組織の代表者たちの存続を訴える動きに、県の当局も一定の動きが出てきたとのことだ。予断は許さないようだが、何とか存続する形で決着を望みたい。そのための可能な支援を自分なりに探ってみよう。
 リーマンショックに始まる金融危機が、行き過ぎたグローバル経済の負の部分を露呈させた。一極集中の経済システムが地方経済を疲弊させている。開発優先の施策が地域の自然や文化を損なっていると指摘されて久しい。地域の自然、生活、文化、風土、歴史を重視したローカリズムとのバランスが今こそ語られるべきではないか。
 高齢化社会を迎えてお年寄たちが主役となる舞台がある。ふるさとの歴史や伝承はお年寄りにしか聞けない。「ふるさと発見」をキーワードにあらためて「地域」を見つめ直す時期がきている。中野の橋脚跡の存続は、単に構造物や風景の存続だけを意味するのではない。子供たちに伝えるべき地域の歴史と文化の存続でもある。昨晩、青愛協の会合でその点について訴えた。

 個人的にも地域へのこだわりをHPで表現し続けたいと思っている。昨日、HP「にしのみや山口風土記」に「山口の生き物たち」であるホタルとモリアオガエルをアップした。
ホタル http://www.asahi-net.or.jp/~lu1a-hdk/yamaguti-sizen-ikimono-hotaru.htm
モリアオガエル http://www.asahi-net.or.jp/~lu1a-hdk/yamaguti-sizen-ikimono-kaeru.htm