TBS金スマ「若年性アルツハイマー認知症と闘う夫婦」2017年02月18日

 昨晩、TBS金スマ「若年性アルツハイマー認知症と闘う夫婦」という番組を観た。アルツハイマー型認知症をテーマとした番組は何度か観たが若年性アルツハイマーを取上げた点に注目した。
 映画制作会社を立ち上げたバリバリの実業家が48歳という若さでアルツハイマーと診断される。外見的には何ら健常者と変わらない。奥さんが異常に気ついたのは車で出かけたご主人が電車で帰宅し、そのことを全く認識していないという出来事が発端だという。脳の萎縮が原因のアルツハイマーは若年であるほど進行が早い。ある時を境に一気に進行した。バッグのファスナーを開けて中のものを取り出すといった物事の手順が分からなくなる。
 それでも妻と一男二女の家族は明るい。一家の大黒柱の病をありのままに受け止め補い合う。長男が健気に父親をサポートし妹たちを気遣う。何よりも教えられたのは奥さんの接し方である。認知症をありのままに受け止めご近所さんにも隠すことなく告げる。その上で様々な懇親の場を設けてご主人にも一緒に設営作業を分担してもらう。
 番組で専門医が指摘する。認知症の進行をどれだけ遅らせられるかは生活スタイルに関わっている。認知症を本人や家族が特別視するのでなく普通の日常生活の中で過ごせることが大切。
 気づかされる点が多々あった番組だった。

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