アイディア、ヒント満載の東灘こどもカフェ訪問2019年11月25日

 地域での地域交流拠点づくりの検討を始めた。その一環で市社協地区担当の紹介でモデル事業の見学に出かけた。行く先は来月開催の福祉フォーラムでの実践報告をお願いしている”東灘こどもカフェ”である。地区社協関係者5名、つどい場”あん”関係者5名が参加した。
 東灘の下町の商店街の一角にある約10坪の狭い事務所が”こもれど”の拠点である。長机に12席あるスペースいっぱいに着席し中村代表から紹介冊子やチラシをもとに事業の全貌をお話し頂いた。”こもれど”は、「東灘こどもカフェ居場所」「東灘なんでもお手伝いセンター」「あたふたクッキング」の三つの事業で構成されている。単価500円の紹介冊子はこれらの事業の全貌がわかりやすく説明されている。
 三軒ばかり西側には約17坪の第2拠点がある。こちらでは「あたふたクッキング」や「おもちゃ病院」などの活動拠点になっている。訪問時にはおもちゃ病院開催中で数名のおじさんドクターが入れ替わり立ち代わり訪れる親子の持参する壊れたおもちゃの診察を行っていた。
 1時間半に渡って見学と説明を受けた。常設型多世代交流の地域交流拠点づくりに向けてアイディアとヒントいっぱいの事業を学んだ。
 
 質疑を通じて得られたポイントを以下に整理しておきたい。
①12席でいっぱいになる”こもれど”の広さは適度にコミュニケーションできる「ヒューマンスケール」だ。
②常にちょっとしたつどい場のリニューアルを心がけ来訪者にワクワク感を提供する
③NPO法人化などは自由な発想や活動を制約しがちになるので避けている
④会員の要望もあり毎月第二水曜日の16時半から19時までアルコールイベントを開催し、常時10数名の参加で大盛況
⑤全国組織のおもちゃ病院の拠点のひとつを運営し子どもの来訪に貢献している
⑥約700名の利用者会員のほぼ1割70名が担い手(スタッフ)になっている。スタッフと会員の区分はなく自然発生的に担い手になっている。得意な人が得意な分野を自発的にやるという風土。

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