公民館講座「生前整理」2019年04月16日

 久々に公民館講座を受講した。一緒に申込んだ家内はご近所さん二人と、私は会場で出会ったオヤジ会のお二人と机を並べた。講座は片付けからはじめる生前整理」をテーマに生前整理アドバイザー認定指導員の肩書を持つ女性だった。
 冒頭、生前整理と終活との違いが説明された。生前整理は、死を念頭に置いた終活とは異なり、あくまで生きることを前提にした物、心、情報の整理であるとのこと。終活のエンディングノートに対し生前整理では「今後の人生をどう生きていくか」をエターナルノートに記していく。とはいえ受講者の圧倒的多数は高齢者である。残り少なくなった人生の生前整理は限りなく終活にオーバラップすることは否めない。
 受講アンケートへの感想では「普通」を選択した。コメントとして「幾つかのヒントはあったものの、期待したほどのものではなかった」と記した。ヒントになったのは、整理すべき物の分量は入院や施設入所を想定した場合の持ち運び可能な分量が目安となるという点だ。また写真の整理では、マイベストショット・アルバムという形で人生のそれぞれの節目を30枚程度にまとめたアルバム作成が提案された。最後の頁は遺影写真である。遺族には本人にとってのかけがえのない写真だけが託される。その他の写真の処分への気遣いは大幅に軽減される。
 最後に受講者に「やり残したこと、行きたいところ」をいくつか書き記すことが求められた。これは良いヒントになった。あらためて残された人生で何をしたいのかを真剣に考えさせられた。また行きたかった旅先はどこだったのかについても考えを巡らせた。前者は「自分史の完成」、後者は「トワイライトエクスプレスで行く北海道ツアー」と記した。

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